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October 24 杭州・跨湖橋遺址(遺跡)博物館―中国雑感〔4〕― 午前中の良渚博物院につづき、午後(2009年10月17日)は跨湖橋遺址博物館に行きました。本遺跡上に建設された本館は、2009年9月28日、開館したばかりです。開館時間は9時~16時(月曜休館日)で、入場無料です。住所は杭州市粛山区湘湖路(風情大道)978号(粛山湘湖風景区内)で、杭州市中心から銭塘江をわたり南に位置しています。最寄りバス停は跨湖橋站です。市内からはK315路の延安路站始発で終点の粛紹路公文站で降り、K707・K716路に乗り継ぎ跨湖橋站で下車します。
跨湖橋遺跡は、約8000~7000年前の新石器時代のもので、長江文明を形成する最初期のものです。すなわち、良諸文化以前の長江文明で、まだ古代都市を形成するには至りませんが、河姆渡遺跡(浙江省寧波市余姚市河姆渡鎮)と並んで組織化した水稲農耕の遺跡です。1990年に初めて発掘がなされ、数次の発掘を経て、同時期の河姆渡文化とは異なる要素を有し、2004年に本遺跡は跨湖橋文化と命名され、2006年に中国重点文物保護単位に指定されました。本遺跡からは、世界最古とされる、独古舟(丸木舟)・漆弓・陶器回転製造技術・紡績技術の遺物が発掘されました。
写真1は、跨湖橋遺址(遺跡)博物館の建物全景です。風情大道から駐車場の北に橋を渡った奥にあります。外形はご覧の通り、舟形をしており、本遺跡発掘遺物の白眉である独木舟を模しています。1階が「展示庁」、地下が「遺址庁」となって、遺物展示(陶器・石器・木器・骨器・玉器など)と遺跡の保存公開をしています。
写真2は、遺址庁に保存されている「独木舟」全景です。ご覧のように、保護施設の中に入れられ保護公開されています。本舟は、長5.6m・最大幅53cm・舟体平均厚2~3cmで、馬尾松です。本庁は遺跡の主要部を保護公開しており、この中には発掘当時の様を再現(人形)展示しているところもあります。本庁は現在海抜-1.2~-0.9mと水面下に位置しており、本遺跡が放棄されたのは、7200年前に始まった海進のためです。
写真3の左の遺物は、「木質陶輪底座(輪盤的転軸)」、すなわち陶器製造用回転軸底部です。これは世界最古のものです。このような器具を用い回転台の上で、手で回転させながら陶器を制作していたことが理解できます。展示庁には、この前に独木舟の原寸大復元展示や骨器・陶器などがあります。また、パノラマ展示もあり、往事の生活を見せています。
写真4は、本遺跡で稲作農耕がなされていたことを証する、稲米の遺物です。この他、菱・団栗・桃・梅・李・オニバス・サネブトナツメ遺物が展示されており、往事の食生活の一端を示しています。この後、石器・木器の展示とつづきます。
写真5は、編織物です。すでに織物が製作されていたことが分かります。この後、紡輪・叉形器・定経杆などの紡績用器具の遺物があり、これら一連の紡績遺物は世界最古です。
October 21 杭州・良渚博物院―中国雑感〔3〕―杭州へと結婚式参席のため旅行しました。式の前日、2009年10月17日(土)、を利用して、博物館見学をしてきました。それも日本からの観光客はまず行きませんが、世界史的に見ても歴史的価値のあるところです。これが「良渚博物院」です。今回は本院を紹介します。 良渚博物院は、2008年9月29日、開館しました。開館時間は9時~17時(月曜日休館日。但し祝祭日は開館)で、入場無料です。住所は杭州市余杭区良渚鎮美麗路1号(美麗洲公園内)です。最寄りの市内バス亭は旧国道104号上の「良博站」で、市内からは武林門北站発瓶窰南站行のK348路(4元)で来れます(私は卒業生のマイカーで来たので、良博站からの距離・道は不分明ですが、国道から南に山側に行きます)。「良渚文化」の命名遺跡である、良渚遺跡区に建設されたのが本館です。杭州市中心の西湖から北北西に位置し、車で半時間あまりの所です。 良渚文化は、約8000年前の河姆渡文化や跨湖橋文化の後を追う、長江下流域の新石器文化であり、長江文明の一角をになうものです。江蘇・浙江両省にわたる長江デルタで、長江と銭塘紅に夾まれた地区に遺跡が集中的に分布し、約5250~4150年前のものであり、この中核が莫角山遺跡を中心とする良渚遺跡区です。本遺跡区は、1936年に最初の発掘がなされ、1959年に良渚文化と命名され、1998年に中国重点文物保護単位に指定され、余杭区良渚・瓶窰の両鎮にわたっています。そして、2007年、発掘調査により、莫角山遺跡などを囲い込む城壁が確認され、祭壇と城壁を持つと古代都市遺跡であることが分かりました。 本館は、基本的に良渚遺跡区の発掘遺物(玉器・陶器・石器・木器など)と往事の生活再現パノラマが本館の展示の中心となっており、三つの展示室、展庁一「発現求真」、展庁二「良渚古国」、展庁三「良渚文明」からなっています。写真1は本館への入口と建物です。 展庁一「発現求真」は、1936年の最初の発掘から2007年の城壁発掘にいたる考古学的成果を展示するとともに、陶器・石器などの発掘遺物を展示し、本遺跡と良諸文化の知識が得られるようになっています。写真2は、展示の終わりの方にある、良渚「古城」遺跡のジオラマで、東西約15~1700m、南北18~1900mの城壁(底部は砕石で、幅約4~60mもある大規模なもので、土積の城壁残存高4m強)が、莫角山遺跡(祭祀基壇)を核として四囲に構築された、面積約290万㎡の中国最大の古代都市遺跡であることを示しています。
展庁二「良渚古国」は、農耕・陶器制作・玉器製作・木材加工・建築・紡織などの生活パノラマ展示があり、その中心に祭祀基壇建設(莫角山)のパノラマ、すなわち写真3に見るものがあります。高みに首長(「王」)が立ち、この後ろに従者がひかえ、指示を与え、人々が建設に励む姿が示されております。写真には写っていませんが、「王」の後方には武器を携えた兵士がひかえています。また、玉管串などの装飾品の展示もあります。これらにより、往事の社会と人々の生活が分かるようになっています。
前の二つの展庁にも遺物展示がありますが、展庁三「良渚文明」は、本遺跡発掘遺物を基本として、玉器・陶器・石器・木器・織物など千余点を展示されて、遺物展示の中心となっています。特に、本遺跡は玉器に優れ、各種の玉器が多数展示され、目を楽しませてくれます。まず写真4は玉琮です。ご覧のように、玉琮の四隅に神人獣面紋の線刻装飾がなされています。この神人獣面紋装飾は本遺跡遺物玉琮に見られる特徴で、ダイアモンドなどのないところで、如何にこの装飾をなしたか不可思議なことです。
写真5は、本遺跡遺物の白眉である、刻紋玉璧で、本館で初めて公開されたものです。写真ではお分かりになりがたいですが、玉璧上部に刻紋(図形符号)が刻まれており、これを拡大鏡で見られるようになっています。玉琮とならんで玉璧も遺物の中核を占めるものとして多数の逸品が展示されています。
写真6は、玉三叉形器です。面上に線刻があり、これも拡大鏡で、神人獣面紋の装飾を見ることができます。本写真ではコントラストが弱いため確認しづらいでしょうが。以上のほか、玉鉞・玉串飾・玉管・玉鐲など各種の玉器が展示されおり、良渚文化が玉器で満たされていたことが分かります。
September 20 CA422便での北京経由・成都入国手順―成都雑感〔72〕―現在、日本と成都を結ぶ航空便は、北京経由成田・成都のCA422便と、大連経由関空・成都のCA152便の二つです。いずれも経由便で、いったん経由地で航空機を降り、空港ターミナル待合室で待機し、同じ機に再搭乗して成都に着きます。このため、現在の中国の方式では入国審査は最初の空港となっていますから、入国に当たって、(1)経由地の空港での入国審査、(2)成都双流国際空港での託送荷物受け取り・税関検査の、二段階になります。以上の手順に関しては、「CA422便による成都への入国手順―成都雑感〔20〕―」(2006年9月11日付)で、北京首都空港の経由搭乗(トランジット)手順と成都双流空港での降機手順を述べました。この春北京空港では新ターミナル―第3ターミナル(T3)が完成し、これに伴い、中国国際航空は全便T3発着になりました(従来はT2)。したがって、北京空港でのトランジット手順が変わりました。それで、改めてCA422便での手順を述べます。 最初に、成田を離陸して食事後に、キャビンアテンダントがワッペンを配りにきます。これは、北京行の乗客ではなく、成都行の乗客であることを中国側の空港係員に明示させるものですから、成都に到着まで、目立つところに剥がれないようにしっかりと張ってください。 (1)北京首都空港での経由搭乗(入国)手順 T3使用に伴い、旧前の沖止めからボーディングブリッジ付けになりました。この手順は次の流れとなります。 ①降機 ②入国審査 ③安全検査 ④搭乗待合室待機 ⑤搭乗 まず①降機です。手荷物類をすべて携帯して降機し、ボーディングブリッジを進み、エスカレーター前に「東京→成都」と記した案内板を掲げた係員が立っています。この係員に成田でのボーディングパスの半券を示して、トランジットボーディングパス(手書きでCA422便と記してあります)を受け取ってください。そして、係員の脇で待機してください。これで、北京で降りる乗客と成都まで行く乗客を分けるわけです。もし、北京までの乗客のようにそのまま進んでしまうと、通常の北京での降機の流れとなり、本便に戻ることは事実上無理となり、自分のみならず他の乗客に大変な迷惑をかけることになりますから注意してください。 続いて②入国審査です。成都への乗客全員の確認がすむと、係員が誘導しますから、それに従って進んでください。すると、中国辺防検査処(イミグレーション―3階)前に到着します。T2の時がトランジット専用の窓口でしたが、T3では北京で降りる乗客と共通の通常の窓口です。ですから、多くの北京降機の乗客が列を作っています。係員はイミグレーションの後ろで待っていると言って別れます。したがって、係員の顔などの特徴をよく覚えておいて間違わないようにすることが肝要です。それから、北京降機の乗客に混じってイミグレーションに並んで、入国審査を受けます。必要なものはパスポ-ト・ボーディングパス半券(成田)・トランジットボーディングパス(北京)・入国カードです。スタンプが押され審査が終わり、前方へと進むと、先ほどの係員が後方中央付近に案内板を持って立っているのが認められるはずです。この係員のところへ行き、脇で待機してください。このイミグレーション通過は北京到着便が重なるときはかなりの時間がかかります(30分以上)。幸いにCA422便の時刻は通常なら到着便数の少ない時間帯なのでそれほどかかりません(数人が並ぶ程度)。ですから、混雑時にはよく注意して係員を見つけてください。 入国審査が終わり、係員が成都への乗客全員を確認すると、誘導し前へと進みます。左側のE-70と記した案内標識のある通路へと入り進みます。万が一係員とはぐれて、そのまま中央を進むと、2階へのエスカレーターとなり、国際線出口への無人シャトルの乗り場に出てしまいます。必ず、左側のE-70(E-70搭乗口は国際線から国内線への経由便の専用搭乗口)への通路を進んでください。通路を進みエスカレーターを下りたところが安全検査場(2階)です。ここで、パスポ-ト・ボーディングパス半券(成田)・トランジットボーディングパス(北京)を示して、③安全検査を受けてください。100cc以上の液体類の持ち込みが可能かどうか私自身は確認していないのですが、体験者のブログ記事により、免税店での領収書(レシート)で確認できれば、この液体類は手荷物として持ち込み可能です。 安全検査が終わり、前に進みさらに下ると、④搭乗待合室待機です。ここは1階で、バスに乗車することになります。今回は時間があり、ここで20分ほど待機しました。実はここまでにトイレはありますが、係員を見失うと、ここまでこれない可能性が高くなりますから、途中で勝手にトイレなどに寄ることはよすべきです。どうしてもという場合は係員に断るべきです。 そして、搭乗案内があると、⑤搭乗です。ボーディングパス半券(成田)・トランジットボーディングパス(北京)を示して、バスに乗車し、先の位置と同じところにある飛行機に戻り搭乗します。 (2)成都双流空港での入国(託送荷物受け取り・税関検査)手順 成都での手順は基本的には変わっていません。ただ、ボーディングブリッジ付けではなく、沖止めが基本となっています。次の手順の流れとなります。 ①バス乗車 ②託送荷物受け取り ③税関検査 ④出口 まず①バス乗車です。北京からは国内線の乗客が入ります。成都双流空港に到着すると、国際線乗客(成田から)と国内線乗客(北京から)とはそれぞれ出口が異なります。このため、係員が両者を分けるために案内・指示します。だいたい国際線乗客の方が少ないですから、多い国内線乗客に引きずられないように、係員の指示に注意しましょう。今回は沖止めでしたので、タラップ下に「東京→成都」と記した案内板を掲げた係員が立っています。「東京、東京」と声も出しています。係員の横で待機してください。(ボーディングブリッジ付けの場合、ブリッジ内に係員がいますから、この指示に従ってください。)周りの乗客が機内でもらったワッペンを付けているはずです。係員の指示に従って乗車してください。 バスを下車すると、前がターミナルビルへの入り口です。そのまま進み、案内標識に従って進むと、検疫と入国審査のところがありますが、今回は北京でそれをすませているので、係員もおらず、そのまま通過すると、託送荷物受け取り場です。ここで、②託送荷物受け取りとなります。なお、トイレはここと検疫処の前にあります。 荷物が出てきたら受け取って、③税関検査となります。ここで税関申告が必要な場合は、税関申告書を提出し、レッドレーンを通過します。なければ、グリーンレーンを通過します。今回は、ちょうど北京パラリンピックの時期と重なり、全荷物をX線検査機にかけていました。 以上で、すべての入国手続きが終わり、④出口です。なお、出口前右横には中国工商銀行の両替所があります(手数料40元)。 成都発北京経由成田行のCA421便に関しては、「CA421便での成都搭乗・北京経由手順―成都雑感〔71〕―」(2008年8月2日付)を参照。 September 10 外務省の渡航情報は四川省の地震復興への阻害要因『旅行業界 最新情報 トラベルビジョン-』2008年9月9日付「JATA・中国国家観光局、四川省渡航情報引き下げを外務省に要望-見直し着手」(http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=38002&PHPSESSID=6ee5347357868e331dcf579c79497aa2)記事に、次のように書かれています。
日本旅行業協会(JATA)事務局長の奥山隆哉氏と中国国家観光局(東京)首席代表の范巨霊氏ら6名が9月8日外務省を訪れ、四川省の視察結果を報告、渡航情報の引き下げを要望した。現在のレベルは「渡航の是非を検討してください」で、旅行会社によっては社内規定により募集型企画旅行の募集を中止せざるを得ない。范氏によると、「視察の結果、地震の影響はほとんどなく、観光には問題なかったことを説明」し、1日も早く引き下げられるよう要請。外務省海外邦人安全課からは、「情報を参考に、見直しに着手する」旨の回答を得られたという。外務省は今後、北京の在中国日本大使館と重慶の総領事館を通して情報を収集し、引き下げを検討する方針だ。 在中国日本大使館によると、これまで中国各地から観光客受け入れ再開の知らせはあったものの、「現時点で省政府の外国との窓口である外事弁公室に要請しても正式な通知を得られていないため、安全第一の立場から見切り発車もできない」状態にある。これについて范氏は、「8月4日に外事弁公室の上部組織である四川省人民政府が再開を発表、6日から実際に再開している」とし、外務省にも同様の理解を求める。
5月12日の四川汶川大地震に伴う四川省渡航情報(渡航の是非を検討してください)が継続されている理由を、本記事後段での在中国日本大使館の弁明をみると、四川省旅游(観光)局が四川省人民政府の裁可を受けて、8月6日からの九寨溝・黄龍へのツァー募集解除の記者発表を行い、地震震源地域を除く四川省の観光地の安全宣言を4日に行ったことを、一民間人である私が5日には知りえている(中国の国内サイトでニュースとして掲載されました)のに、大使館が知らなかったことになります。ただ、たんに四川省外事弁公室への問い合わせで、独自に情報収集をしていなかったことを如実に示しています。これではアンテナの役割を果たせません。 これに加えて、四川省の面積が48万5千k㎡と日本全土の1.3倍もあるのに、いかにM8の大地震とはいえ、省全域に「渡航の是非を検討してください」と注意喚起を出して、それも地震直後ならまだしも、すでに4月近くなるのにそのまま継続中とは、如何に情報収集・分析力と想像力が欠如しているかを示しています。考えてみてください、そのことは阪神大地震の時、外国から日本全土への「渡航の是非を検討してください」という情報を出されたら、日本人および政府はどう思いますか。おかしいと思うでしょうし、その国は何もわかっていないとも思うでしょう。外務省の海外安全情報サイトは中国人、いや四川人でも見ることはできるのです。どうもそのような意識は外務省にはないようです。 本記事の前段落にもあるように、外務省の渡航情報発令の有無がツァー募集に直結している旅行社(これも自主的に判断できず、責任を他に転嫁する情けない社ですが)もあり、まともな情報収集と分析に欠けた外務省の渡航情報はまさしく海外旅行への阻害要因といえるでしょう。四川省は観光地に恵まれ、観光も産業の大きな柱です。地震により本年は観光客が激減したのです。例えば、九寨溝では、5月12日の四川汶川大地震後、わずか27280人(5月13日~7月31日)と、前年に比して76万人も観光客が減少しました。現在でも、日3千人を超えることはありません。当地は、今は観光で生計を立てているのです。四川省の復興には早く観光客が戻ってほしいのです。日本でも、岩手・宮城地震で温泉客のキャンセルが相次いで、風評被害として地元が困惑したことを御承知でしょう。四川省も同じです。外国人観光客中、日本人が第1位です。みなさん、安心して四川省においでください。そのことが何よりもの地震復興のお手伝いになるのです。
追記 10月17日、ようやく外務省が四川省への渡航情報(危険情報)を一部引き下げました。次の通りです。
四川省の上記以外の地域:「十分注意してください。」(引き下げ)
上記とは、「四川省の甘孜チベット族自治州及びアバチベット族・チャン族自治州(九寨溝、黄龍の景勝地を除く)」のことで、この地域は「渡航の是非を検討してください。」(継続)のままです。上述の日本旅行業協会(JATA)の申し入れから、1月以上を要しました。すでに秋の観光期の盛りを過ぎ(特に九寨溝・黄龍)、出し遅れの証文みたいなものです。(2008年10月18日)
August 02 CA421便での成都搭乗・北京経由手順―成都雑感〔71〕―「成都双流国際空港での国際線搭乗―成都雑感〔16〕―」(2006年5月6日付)で、北京経由成田行CA421便での成都双流空港の搭乗手順と北京首都空港の経由搭乗(トランジット)手順を述べました。この春北京空港では新ターミナル―第3ターミナル(T3)が完成し、これに伴い、中国国際航空は全便T3発着になりました(従来はT2)。したがって、北京空港でのトランジット手順が変わりました。それで、改めてCA421便での手順を述べます。
(1)成都双流空港での搭乗手順 成都双流国際空港は西南地方最大の空港として国内外の各都市への便が出ています。ターミナルビルは山の字型のスタイルで、山の字の底辺部2階がチェックインカウンターなどのある入口となっており、縦の3本棒が発着ウイングとなっており、入口正面から見て、左及び中央のそれが国内線発着用、右のそれが国際線発着用となっています。したがって、横に直線に延びるターミナルビルの右側部分に国際線が位置しています。国際線には日本への発着便もあります。2008年春現在、中国国際航空のCA421便成田行(北京経由)とCA151便関空行(上海経由)です。そこで、その搭乗までの流れを説明したいと思います。なお、国際線入口右横に中国銀行の両替所(9時~18時)があります。 両便とも経由便なので、その流れは同じで、次の6段階になります。 ①税関検査 ②搭乗手続き ③待機 ④安全検査 ⑤搭乗待合室待機 ⑥搭乗 搭乗手続き(チェックイン)は出発時間の90分前から始まりますので、その時間になると、入口の係官が航空券確認(基本的にe-チケットですから、領収控など)の上で入場できます。その前に、別送品などがあり税関申告の必要な場合は、入口前の左側に設置されているデスクで税関申告書(用紙もそこにおいてあります)の記入を終えておくといいでしょう。そして、①税関検査となります。申告すべき物がない人は緑道(グリーンランプ)に進めば、荷物(トランクなど)をX線検査にかけて問題がなければ、それで終りです。申告品のある人は、当然ながら、赤道(レッドランプ))に進んで、手続きと検査を行ないます。この場合はもちろん税関申告書の提出が必要となります(最終の提出は北京空港で行います)。 税関検査が終われば、その右側にチェックインカウンターが並んでいますから、その掲示を見て、搭乗便のカウンターに進んで、②搭乗手続き(チェックイン)を行ないます。この時必要な物は、現在はe-チケット化しましたから、旅券です(領収控など、搭乗便の情報を示すものがあったほうが、スムースに進みます)。手続きが終われば、搭乗券(ボーディングパス)と共にワッペンをくれます。経由便ですから、経由地まで国内線旅客と混乗になるので、国際線旅客を区別するためのワッペンです。ですから、経由地で搭乗が終わるまでは決してなくさないようにし、目立つところに張っておきます。 チェックインが終わると、右側奥へと進み、中国辺防検査站(イミグレーション)の手前で③待機することになります。この待機はチェックイン開始から30分程度以上ありますから、結構長いです。経由便の場合は、最終出国地(経由空港)で出国手続きを行なうため、成都空港では安全検査だけです。その安全検査への通路は左側の窓際に別にあります。この入口の手前に椅子があり、前方は全面ガラス窓で空港を一望でき、ここで待機します。この待機があることが直行便でない経由便の留意点です。なお、トイレは中国辺防検査処の手前右側にあります。 チェックイン締切り以後に、係員の案内により、安全検査入口前に整列し、その後④安全検査への案内・誘導を行ないますから、その誘導にしたがって、旅券・ボーディングパスを提示して、安全検査を受けます。安全検査を終えて、左手に進むと、ここが搭乗待合室のウイングとなります。ここには免税店・売店・喫茶店・喫煙室(中国の空港ではこれ以外は全面禁煙)などがあります。ただし、空港の物価は、例えば陳麻婆豆腐の素が12元(イトーヨーカドーなどのスーパーでは7元以下)というように、市価に比べて高価です(空港内施設の料金はすべて高価です)。ですから、成都でのお土産は市中で求めるのがよいかと思います。 現時点では、CA421便はボーディングブリッジに接続していてもバス移動が基本ですから、搭乗口は1階のA2・3が基本です。案内板掲示にしたがって、左手の階段を下ります。ここで⑤搭乗待合室待機となります。先の待機時間があったため、ここでの時間は短いですから、2階のウイングを動き回ったりしないでほうがいいです。係員が搭乗の声を出すと、⑥搭乗となります。ボーディングパスを出して半券を受取り、搭乗となります。この時受取った半券は決してなくしてはいけません。それは、経由地でのトランジットボーディングパスの受取りに、それが必要になるからです。バスに乗り航空機へと向かい下車後、係員の指示にしたがって搭乗です。CA421便の機材はボーイング757-200です。この機は旧中国西南航空からのもので、最新のものでなく国内線と共用機材です(基本的に成都・成田便はそうなっています)。ですから、片側3列でシートピッチは78㎝と狭く、成都北京間が約2時間・北京成田間が約3時間であることを考えますと、通路側に席を取ることをお勧めします。
(2)北京首都空港での経由(出国)搭乗手順 T3はこの3月に完成し、使用開始したばかりの新ターミナルで、世界1の規模を誇る施設です。ですが、T3使用に伴っても、CA421便は現時点では相変わらず沖止めを基本とするようです。この場合の手順は、次の流れとなります。 ①T3へのバス移動 ②出国審査 ③安全検査 ④税関検査 ⑤搭乗待合室待機 ⑥搭乗 まず、①T3へのバス移動です。手荷物類をすべて持って降機します。この際、成都でのボーディングパス半券がすぐ出せるように用意してください。沖止めですから、降機はタラップになります。タラップ下に東京の案内板を持った係員がいます。この係員にボーディングパス半券を示して、北京空港のトランジットボーディングパスを受け取ります。これには手書きで便名(CA421)・搭乗口が書かれていますから、確認してください。受け取ったら、係員の脇で待機します。この過程で、大勢の客(ほとんど中国人)にひかれて、直接バスに乗ってはいけません。これは成都・北京の国内線客用のバスで、T3Cの国内線出口へと行ってしまいます。こうなると、行方不明客と航空会社に認識され、大変な迷惑をかけることになり、手続き的にも時間的にも再搭乗が無理となると心得てください。待機して、係員が東京行の乗客数を確認できると、係員がバスに誘導します。バス入口に別の係員がいて、乗車に際して、ボーディングパスを確認し、新たなワッペンを成都でのワッペンの上に張ります。これで乗車できます。T3に到着すると、係員の指示・誘導に従って、2階へと上がります。以上で①T3へのバス移動は終了です。 上がったところの前方が中国辺防検査処(イミグレーショ)です。これは通常の国際線客用のイミグレーションで、北京空港で乗る国際線客と一緒になります。ここで②出国審査を受けます。このとき、パスポ-ト・ボーディングパス半券(成都)・トランジットボーディングパス(北京)・出国カードを提出します。無事に出国スタンプを押されると、審査は終わりです。続いて、ですが、申告の必要な方のみ申告書を係員に提出して、手続を行います。申告不必要なの方はそのまま通過すればいいです。 さらに前方へと進み、③安全検査となります。ここでも同様に係員にパスポ-ト・ボーディングパス半券(成都)・トランジットボーディングパス(北京)を提出して検査を受けます。当然ながら、手荷物類はⅩ線検査機を通し、自身も検査機を通過しますから、この用意をしておいてください。安全検査が終わると、④税関検査で、その前方が税関検査場ですから、申告の必要のある方はここで税関申告書を提出して手続きをします。申告の必要のない方はそのまま通過します。以上ですべての検査は終わりで、搭乗待合フロアに入れます。なお、安全検査は北京からの搭乗客用の通常の所ですから、成都空港の国際線待合フロアで購入した液体品類は1個100cc以下のものは没収と心得てください。 正面にインフォメーションが見えますが、このあたりに係員がいて東京の案内板を持っていますから、その案内に従って搭乗口に移動します。今回は「E-57」と記されていました。これは「E-57~59」の1階の沖待ち用の搭乗口を示しています。インフォメーションの左手に通路を取って歩くと(5分くらい)、「E-57~59」への案内掲示がありますから、ここで1階に下ります。そこが待合室ですが、ここまでに時間を要するので(半時間は)、すでに搭乗が開始されていました。それで、実際には④搭乗待合室待機はないと考えてください。ですから、搭乗待合フロアには免税店など各種の施設がありますが、ここによる時間はないと思ってください。すでに搭乗が開始されていますから、トランジットボーディングパス・ボーディングパス半券(成都)を提示してバスに乗車してください。これで先に降機した同じ飛行機へ⑤搭乗です。 なお、北京空港T3案内図(商店配置など)は、『北京首都国際機場』サイト(http://www.bcia.com.cn/)の「T3専題」のタブ「多功能登場機橋9」をクリックして出るページ(http://www.bcia.com.cn/swf/menu/index.jsp?nowsmenu=101)で、「旅客服務」をクリックしてから左側に表出される各ターミナルの「3 3号航站楼」を選べば、T3の各階の案内図を選んで図示できます。ここではT3Cが国内線、T3Eが国際線です。もちろん中国語ですが。 また、全日空のサイトに北京空港案内(http://www.ana.co.jp/int/checkin/airport/bis/index.html)がありますから、この案内図も参考にしてください。 追記 成田発北京経由成都行のCA422便に関しては、「CA422便での北京経由・成都入国手順―成都雑感〔72〕―」(2008年9月20日付)を参照。(2008年9月20日) 追記2 「正面にインフォメーションが見えますが、このあたりに係員がいて東京の案内板を持っていますから、その案内に従って搭乗口に移動します」と書きましたが、場合(乗客が少数など)によっては、係員がいなく、搭乗口まで自身で移動しなければならないにことがあります。この場合は、インフォメーションで搭乗口とその場所を確認するか、その近くの左右の壁にあるモニターとT3案内図で搭乗口とその場所を確認するかしてから、移動してください。搭乗口は4方向に分かれ、その先端まで10分以上を要しますから、これらを間違えるととんでもなく時間をロスすることになり、最悪搭乗できないおそれがありますから、注意してください。(2009年1月18日) August 01 五能線「リゾートしらかみ1号」と三内丸山遺跡7月29日(日)から31日(火)にかけて東北に出かけました。経路は、21時45分上野駅発寝台特急「あけぼの」で翌日6時46分秋田駅着、8時26分秋田駅発快速「リゾートしらかみ1号」で13時30分青森駅着、三内丸山遺跡見学後、浅虫温泉泊、翌々日9時58分浅虫温泉駅発「つがる12号」で10時45分八戸駅着、最後に10時56分八戸駅発「はやて12号」で14時8分東京駅着です。今回の主点は「リゾートしらかみ」に代表される各種の列車に乗ることで、いわば東北一周列車の旅というわけです。このついでに、縄文遺跡を代表する青森・三内丸山遺跡の見学と、浅虫温泉で温泉入浴・海の幸を堪能することです。 以下、「リゾートしらかみ1号」と三内丸山遺跡の写真をお見せすることで、今回の旅行の一端をお示しします。写真1左は、秋田駅で発車を待つ「リゾートしらかみ1号」です。これは青池編成(他に橅編成とくまげら編成)の車両です。ホームにはすでに運転手と車掌がいて乗り込む寸前です。なお秋田発時点では3号車が先頭です。 東能代駅で五能線に入り車両方向が逆転し、1号車が先頭になります(A席が海側)。やがて海岸線と平行に走るようになり、岩館駅と大間越駅間の景観地では、車掌の案内放送とともに列車は徐行運転となり景観をゆっくりと楽しめるようになっています。これが写真1右です。 次いで十二湖駅・ウェスパ椿山駅を経由して、深浦駅に着きます。ここで、五能線が単線のため、青森からの「リゾートしらかみ2号」と待ち合わせをして、行き違いとなります。今回の2号はくまげら編成でした。写真2左は深浦駅での1号です。ほぼここまでで、秋田駅等からの乗客はほとんどが降りてしまい、極めてゆったりとした車内となりました。すなわち、多くの乗客が五能線内の観光地を見るため、「リゾートしらかみ」などを乗り継いで旅をするからです。午後の便では逆に多くの乗客で賑やかになるでしょう。 深浦駅を発した列車は千畳敷海岸で再度車掌の案内と徐行運転となり景観を楽しめます。これが写真2右です。 鰺ヶ沢駅からは車内イベントとして津軽三味線の2人組が乗り込み、五所川原駅まで生演奏と民謡の歌唱が行われます。写真3左がその生演奏です。この生演奏を楽しみながら、車内販売の駅弁(「白神浪漫」850円)とビールで昼食としました。以上で五能線の基本的な旅は終わりで、弘前駅を経由して、終点の青森駅に時間どおりに到着しました。 青森駅に降り立ち、次の目的地の三内丸山遺跡に向かいました。ここは現在では縄文文化を代表する遺跡として著名なもので、特に大型掘立柱建物の復元建物は目を見張らせるものです。現在でも発掘が継続しており、写真3右は環状墓石跡と考えられる遺跡の発掘作業中のものです。 写真4左は大型掘立柱建物跡で、保護のため温度湿度調整のなされた建物で覆われています。同様に保護された建物に覆われたのが、写真4右の南盛り土跡で、1000年以上に渡る生活廃残物などが集積されたもので、ここから貴重な遺物・資料が採取されました。 なお、三内丸山遺跡へは市内バス(免許センター行・三内丸山遺跡前下車330円)が駅前よりありますが、1時間に1・2本しかありません。 青森駅からJRで浅虫温泉駅に降り立ち、今夜の宿(「割烹旅館さつき」)へ向かいました。この宿はこぢんまりとしており、落ち着いて個人客向きでした。まずは温泉につかり汗を流し、そして海の幸を全ての品に用いた料理が、冷酒と見合って、舌を楽しませてくれました。 翌朝も温泉を楽しみ、浅虫温泉駅から、「つがる12号」・「はやて12号」と乗り継いで、午後には帰宅して、今回の旅を終えました。 September 11 CA422便による成都への入国手順―成都雑感〔20〕―現在、日本と成都を結ぶ航空便は、北京経由成田・成都のCA422と、上海経由福岡・成都のCA916便の二つです。いずれも経由便で、いったん経由地で航空機を降り、空港ターミナル待合室で待機し、同じ機に再搭乗して成都に着きます。このため、現在の中国の方式では入国審査は最初の空港となっていますから、入国に当たって、①経由地の空港で入国審査、②成都双流空港で託送荷物受け取り・税関検査の、二段階になります。前回、「成都双流国際空港での国際線搭乗―成都雑感〔16〕―」で成都からの出国を、CA421便を例に述べましたので、今回はCA422便での入国の様を述べます。
最初に、成田を離陸して食事後に、キャビンアテンダントがワッペンを配りにきます。これは、北京行の乗客ではなく、成都行の乗客であることを中国側の空港係員に明示させるものですから、成都に到着まで、目立つところに剥がれないようにしっかりと張ってください。北京空港に到着すると(現在のところ、ほとんど駐機場に駐機し、直接にボーディングされません)、国際到着の案内標識にしたがって進んでください。ターミナルビル2階が出発階ですが、北京空港の通常の入国審査場(イミグレーション)は3階にあるので、そのための階段と案内標識があります。その付近に、成都と書いたプラカードを持った係員達がいて、乗客に「成都、成都(チャンドウ)」と声を出します。そこで、成田でのCA422便のボーディングパス半券を示してトランジットボーディングパスを受け取って、係員の指示に従って、この場で待機してください。間違っても、3階への階段を上ってはいけません。しばらくすると係員が誘導しますから、その誘導にしたがって進んでください。前方上に過境聯檢庁(トランジット)との表示が見えます。ここが入国審査のところです。まず、入り口で係員に入国検疫申告書を提出します。次いで、旅券・入国カード・トランジットボーディングパスを提示して入国審査を受けます。最後に税関申告書を税関(海関)係員に提出して、入国審査は終わりですから、係員の指示にしたがって待合室で待機してください(トイレは待合室までありません。また、ここまででかなり時間を費やしますから、出発が遅れない限りはそう時間がありませんから、ターミナル内を動き回ることは止めた方がいいです)。時間がくると係員が案内しますから、それにしたがって進んで、先に降りた機に搭乗します。以上が北京空港です。
北京からは国内線の乗客が入ります。成都双流空港に到着すると、国際線乗客(成田から)と国内線乗客(北京から)とはそれぞれ出口が異なります。そのため、係員が両者を分けるために案内・指示します。だいたい国際線乗客の方が少ないですから、多い国内線乗客に引きずられないように、係員の指示に注意しましょう。今回は国際線用のボーディングブリッジに航空機が着きましたので、ボーディングブリッジの途中に係員がいて、「東京、東京」と声を出しています(駐機場等の場合は、バスでターミナルに向かいますから、係員の指示によく注意して、国際線乗客のバスに乗ってください。皆さんがワッペンを付けているはずです)。そのまま、ボーディングブリッジを進めば、ターミナルビルに入り、案内標識にしたがって内部通路を進めば、右に曲がりますからそのまま進んで、案内標識にしたがって階段を下りると1階です。検疫と入国審査のところがありますが、今回は北京でそれをすませているので、係員もおらず、そのまま通過すると、託送荷物受け取り場です。荷物が出てきたら受け取って、税関検査を受けます。ここで税関申告書を出すのが本来ですが、今回は北京でも出してしまい、2度出す手間となってしまいました(用紙はここにありましたが、再び同じものを書く羽目になりました)。申告するものがないなら、日本人はほとんど無検査で通過できます(今回は税関係員1人)。以上で全ての入国手続きが終わり、成都に入れることになります。 追記 北京空港の第3ターミナル使用開始に伴い、経由手順が変わりました。新手順は、「CA422便での北京経由・成都入国手順―成都雑感〔72〕―」(2008年9月20日付)です。(2008年10月1日) 追記 May 06 成都双流国際空港での国際線搭乗―成都雑感〔16〕―
成都双流国際空港は西南地方最大の空港として国内外の各都市への便が出ています。ターミナルビルは山の字型のスタイルで、山の字の底辺部がチェックインカウンターなどのある出入口となっており、縦の3本棒が発着ウイングとなっており、入口正面から見て、左及び中央のそれが国内線発着用、右のそれが国際線発着用となっています。したがいまして、横に直線に延びるターミナルビルの右側部分に国際線が位置しています。国際線には日本への発着便もあります。2006年春現在、中国国際航空のCA421便成田行(北京経由)とCA915便福岡行(上海経由)です。そこで、その搭乗までの流れを説明したいと思います。 両便とも経由便なので、その流れは同じで、次の6段階になります。 ①税関検査 ②搭乗手続き ③待機 ④安全検査 ⑤待合室待機 ⑥搭乗 搭乗手続き(チェックイン)は出発時間の90分前から始まりますので、その時間になると、入口の係官が航空券確認の上で入場できます。その前に、入口前の左側に設置されているデスクで税関申告書(用紙もそこにおいてあります)の記入を終えておくといいでしょう。そして、①税関検査となります。規則では先の税関申告書を提出することになっていますが、申告すべき物がない人は緑道(グリーンランプ)に進めば、荷物(トランクなど)をX線検査にかけて問題がなければ、それで終りで、申告書を提出する必要はありません。ですが、経由地の北京の出国手続きで提出することになっているそうですから、一応手元に持っていておきます(実は、私の昨年からの経験ではそのことはありませんでした)。申告品のある人は、当然ながら、赤道(レッドランプ))に進んで、手続きと検査を行ないます。この場合はもちろん税関申告書の提出が必要となります。 税関検査が終われば、その右側にチェックインカウンターが並んでいますから、その掲示を見て、搭乗便のカウンターに進んで、②搭乗手続き(チェックイン)を行ないます。この時必要な物は、当然ながら航空券と旅券です。手続きが終われば、搭乗券(ボーディングパス)と共にワッペンをくれます。経由便ですから、経由地まで国内線旅客と混乗になるので、国際線旅客を区別するためのワッペンです。ですから、経由地で搭乗が終わるまでは決してなくさないようにし、目立つところに張っておきます。 チェックインが終わると、係員がそこで③待機するよう指示してきます。ただし、係員は日本語がだめですから、日本人と見ると英語で指示します。写真1左の右側に見えるのがチェックインカウンターで、ちょうど中央に見える白ワイシャツの男性が係員です。左側が待機場所ですが、見るとおり椅子の数は少なく、乗客が多いと立つことになります。この待機はチェックイン開始から30分程度以上ありますから、結構長いです。そこで、係員に一言言ってから、チェックインカウンターを右の方へ進むと、写真1右のところまで行けます。ご覧のように、出国手続きのための中国辺防検査站(イミグレーション)です。実は、経由便の場合は、最終出国地(経由空港)で出国手続きを行なうため、成都空港では安全検査だけです。その安全検査への通路が写真の左部分なのです。ここにも椅子があり、前方は全面ガラス窓で空港を一望でき、ここで待機することをお勧めします。それは、係員はここで安全検査への誘導案内をしますから、あらかじめこちらで待機していてもかまわないわけだからです。以上が③待機です。この待機があることが直行便でない経由便の留意点です。なお、トイレは中国辺防検査処の手前にあります。 チェックイン締切りとなると、係員が写真1右の安全検査口の前に立って、④安全検査への案内・誘導を行ないますから、その誘導にしたがって、旅券・航空券・ボーディングパスを提示して、安全検査を受けます。写真2左は安全検査を終え、待合室のウイングに入る手前で撮ったもので、右の狭いのが経由便の安全検査出口で、左の広いのが直行便の安全検査出口です。こうして、左に曲がると、搭乗待合室のウイングとなります。ここには免税店・売店・喫茶店・喫煙室(中国の空港ではこれ以外は全面禁煙)などがあります。ただし、空港の物価は、例えば陳麻婆豆腐の素が12元(イトーヨーカドーなどのスーパーでは6元以下)というように、市価に比べて高価です(空港内施設の料金はすべて高価です)。ですから、成都でのお土産は市中で求めるのがよいかと思います。 搭乗口がA2・3の場合は、1階ですから、案内板にしたがって、左手の階段を下ります。この搭乗口は、バス移動の口ですから、バスで移動して搭乗となります。それ以外の搭乗口はウイングからボーディングですから、そのまま搭乗口番号まで進んで、⑤待合室待機となります。先端部のA11まではかなりの距離があるため、写真2右に見るように、売店などの集中している手前部には動く歩道が設置されています。ただし写真に見るように動いていない方が普通のようです。 案内放送(中国語と英語)があると、⑥搭乗となります。ボーディングパスを出して半券を受取り、搭乗となります。この時受取った半券は決してなくしてはいけません。それは、経由地での乗継ぎ(トランジット)ボーディングパスの受取りに、それが必要になるからです。写真3は、私が乗ったCA421便の機材、ボーイング757-200です。この機は旧中国西南航空からのもので、最新のものでなく国内線と共用機材です(基本的に成都・成田便はそうなっています)。ですから、片側3列でシートピッチは78㎝と狭く、成都北京間が約2時間・北京成田間が約3時間であることを考えますと、通路側に席を取ることをお勧めします。 最後に、北京空港での手順です。いったん手荷物を全部持って降りると、係員が東京・東京と声を出して案内していますから、ボーディングパスの半券を係員に提示して、北京空港の乗継ぎ(トランジット)ボーディングパスを受取ってください。そして係員の指示にしたがって、その場(通路)で待機となります。その後、誘導にしたがって、乗継用の中国辺防検査処で出国審査(旅券・出国カード・乗継ぎボーディングパスを提示)をし、そのまま左に前進すると乗継ぎ待合室ですから、そこで待機します。案内があったら、案内・誘導にしたがって、北京空港の乗継ぎボーディングパスを提示して搭乗します。後は成田まで一直線です。
追記 北京首都空港での手順に関して補充します。
CA421便はたいがい沖止めとなります。タラップを降りると、「東京」の看板を持った係員がいて、声でも「トウキョウ」と案内しますから、その指示にしたがってバスに乗り込んでください(北京止まりの乗客用のバスと間違えないように。これに乗ると国内線の出口へと行くことになり、国際線スペースに戻れず、航空会社から見れば行方不明乗客となり、他の乗客に迷惑をかけることになります)。この乗車口前に係員がいて、成都空港でのボーディングパス半券の提示を求め、確認すると、乗り継ぎ(トランジット)ボーディングパスをくれます。これを受け取ってバスに乗り込みます。バスがターミナルビルに着くと、係員がいて指示・案内をしますから、係員の誘導にしたがって歩くと、2階にあるトランジット用の中国辺防検査処(イミグレーショ)に出ます。ここで列を作り待つと、検査員が出てきますから、出国検査(旅券・出国カード・ボーディングパス半券・乗継ぎボーディングパスを提示)を受けてください。出国カード用紙は窓口手前のテーブルの所にもあります。
検査が終わると、出口の所に係員がいて、ボーディングパス半券・トランジットボーディングパスの提示を求めますから、これらを出すと、ホッチキスで両者を留めて返してくれます。同時に「ワンビー」(1B)などと告げます。これは搭乗ゲートを示すものです。ですが、トランジットボーディングパスにはこれが書き込まれないまま返されますから、聞き逃すと搭乗ゲートが何処か分からない羽目になります。ですから、係員の発音をオウム返しに言って確認し忘れないようにすべきです。また、係員は告示した搭乗ゲートへの案内・誘導をしませんから、自力で行く必要があります。「ワンビー」(1B)とは、沖止め用の搭乗口で1番(1階)のB号の意味です。1番は複数の搭乗口があり、これをアルファベットで示しています。
さて、トランジット用のイミグレーションは21番ゲート付近にありますから、出口を出たら、そのまま直進してください。なお、化粧室は出口先にあります。ゲート番号は若くなっていき、右側に安全検査の出口が並んだところを通過しさらに進むと(この辺に来ると売店などもあります)、左手上に1番ゲートへの案内板が掲示されていますから、ここで左折して進むと階段があり降りると、そこが1番ゲートの待合室です。ここまでで時間を消費していますから、たいがいすでにCA421便の搭乗は始まっているので、休む間はないのが普通です。ですから、先のトランジットボーディングパスを示して直ちに搭乗ゲートを出て、バスに乗り込んで航空機に向かいます。こうして、いったん降りた航空機に戻れるわけです。
なお、明年(北京オリンピック)の新ターミナル・第3滑走路の運用が開始されると、上記の手順が変わる可能性が高いと思います。
また、「CA422便による成都への入国手順―成都雑感〔20〕―」(2006年9月11日付)の記事も合わせご覧ください。 (2007年7月18日)
追記2 北京空港第3ターミナル使用に伴い、経由手順が変わりました。新手順は、「CA421便での成都搭乗・北京経由手順―成都雑感〔71〕―」(2008年8月2日付)です。(2008年9月30日)
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